月に1回の通訳講座 (9/100)

 


山形国際ドキュメンタリー映画祭では、頼まれれば必要に応じて、ボランティアで通訳のまねごとのようなことをしていました。もちろん、通訳と翻訳はまったく別のスキル。毎回冷や汗をかきつつ、素人なりに何とか乗り切っていたというのが正直なところです。

そんな経験をきっかけに気づいたのは、私の周囲でも、ビジネスの場などで通訳が必要とされる場面が意外と多いということ。だったら、ちゃんと学んでみようと思い、昨年末から月1回のペースでオンライン通訳講座を受講しています。

「英語が話せれば通訳もできるでしょ?」と思われがちですが、とんでもありません。自分の言葉を英語と日本語の両方で話すのはまだしも、他人の言葉を瞬時に別の言語に言い換えるのは、想像以上に難しいことです。

・・・と言っても、私が今学んでいるのは「同時通訳」ではなく、「逐次通訳」。相手がある程度まとまったことを話し終えた後、その内容を要約して別の言語に言い換える手法です。暗記力や要点を押さえる力、それにメモを取る技術も求められます。プロの方々は涼しい顔でやっているように見えますが、実はとてつもない集中力が必要な世界だと実感しています。

先日参加したIJET(英日・日英翻訳国際会議)では、通訳者の方から直接勉強方法を伺う機会があったり、オンライン自習室を紹介してもらったりしました。今はオンライン講座・自習・オンライン自習室という3本柱で学習を続けています。

いつか、名刺に「通訳者」と書き足せるよう、これからも地道に精進してまいります。

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